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11月16日-開会、補欠議員の議席の指定、各委員会委員の選任-01号

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  1. 新潟県議会 1992-11-16
    11月16日-開会、補欠議員の議席の指定、各委員会委員の選任-01号


    取得元: 新潟県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    平成 4年 11月臨時会 本会議平成4年11月16日(月曜日)  議事日程 第1号    午後1時 開議第1 会議録署名議員の選任第2 補欠議員の議席の指定第3 補欠議員常任委員会委員の選任第4 補欠議員特別委員会委員の選任第5 知事の所信表明   ―――――――――――――――――本日の会議に付した案件 日程第1 会議録署名議員の選任 日程第2 補欠議員の議席の指定 日程第3 補欠議員常任委員会委員の選任 日程第4 補欠議員特別委員会委員の選任 日程第5 知事の所信表明   ――――――――☆――――――――出席議員(63名)       木浦 正幸 君  山崎  晄 君  村松 二郎 君  小野 峯生 君       目黒 正文 君  帆苅 謙治 君  三林 碩郎 君  田村 鉄舟 君       桜井  宗 君  斎藤  勲 君  清田 三吉 君  上村 憲司 君       長津光三郎 君  天井  貞 君  渡辺 惇夫 君  大塩 満雄 君       砂山  愈 君  佐藤 元彦 君  種村 芳正 君  西川  勉 君       亘 太一郎 君  滝口 恵介 君  斎藤 耐三 君  石井  修 君       東山 英機 君  滝口 庸一 君  中原 八郎 君  増子 宏一 君       梁取  隆 君  高橋  正 君  水倉 庄市 君  須藤 誠也 君       三富 佳一 君  相川 平松 君  中野  清 君  星野伊佐夫 君       馬場潤一郎 君  嵐  嘉明 君  細貝 幸也 君  目黒 武尚 君       小笠原正男 君  猪股悌二郎 君  轡田 勝弥 君  高山  巌 君       中川 秀平 君  布施 康正 君  佐藤 信幸 君  中条 敏巳 君       高橋 誠一 君  安田  誠 君  近藤 正道 君  五十嵐 基 君       倉島和四蔵 君  渡辺  勇 君  小川 義男 君  椿  利策 君       中川 良一 君  米山 繁男 君  石塚 光雄 君  竹内十次郎 君       福島  富 君  金子 一夫 君  近藤 貞夫 君   ―――――――――――――――――議員以外の出席者  知事          平山 征夫 君  副知事         厚地  武 君  副知事         黒沢  宥 君  出納長         堀川 徹夫 君  総務部長        小川 和雄 君  企画調整部長      東尾  正 君  民生部長        石井  斌 君  環境保健部長      佐藤 廣治 君  商工労働部長      坂本 哲也 君  農林水産部長      渡辺  璋 君  農地部長        近藤 勝英 君  土木部長        會田  正 君  港湾空港局長      中島 信明 君  病院局長        山﨑 市郎 君  企業局長        斎藤勢三郎 君  教育長         本間栄三郎 君  人事委員会事務局長   長野謙之進 君  警察本部長       中野 公義 君  地方労働委員会事務局長 三浦 保夫 君  監査委員事務局長    百川 和雄 君   ――――――――☆―――――――― △午後1時開会 ○議長(目黒武尚君) これより平成4年11月臨時会を開会いたします。   ――――――――☆―――――――― △午後1時開議 ○議長(目黒武尚君) 直ちに本日の会議を開きます。   ――――――――☆――――――――補欠議員あいさつ ○議長(目黒武尚君) 日程に入るに先立ち、御報告いたします。 去る10月25日執行されました上越市選挙区の補欠選挙において、木浦正幸君が当選されました。 この際、当選されました木浦正幸君を御紹介いたします。   〔木浦正幸君登壇〕(拍手) ◆木浦正幸君 ただいま御紹介いただきました、このたび知事選と同時に行われました選挙におきまして上越市区から選出されました木浦正幸であります。 このたびの選挙におきましては、ここに御出席いただいております諸先生方から、大変温かい御支援や心強い応援をいただきまして、まことにありがとうございました。この場をおかりしまして、改めて心から感謝を申し上げる次第でございます。 私はこの選挙を通じまして、大変たくさんのことを学ばせていただきました。政治家は常にクリーンでなければならない。あるいは、時を同じくして、アメリカの国民がしっかりと英断を下しまして、46歳という初めての大統領を選びました。その中におきまして、新しい時代に向かって変革を望んでいくこと、これも大変大切なことだということを学ばせていただきました。 私は、この初心を忘れずに、諸先輩方から御指導を賜りまして、一生懸命に誠心誠意頑張らせていただくことをここに皆様方にお誓い申し上げまして、簡単でございますけれども、ごあいさつにさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)   ――――――――☆―――――――― △日程第1 会議録署名議員の選任 ○議長(目黒武尚君) 日程第1、会議録署名議員の選任を行います。 先例により5人と定め、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(目黒武尚君) 御異議なしと認めます。よって、議長は  砂 山   愈 君  三 富 佳 一 君  布 施 康 正 君  中 条 敏 巳 君  渡 辺   勇 君を指名いたします。   ――――――――☆―――――――― △日程第2 補欠議員の議席の指定 ○議長(目黒武尚君) 日程第2、補欠議員の議席の指定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 木浦正幸君の議席を議長において指定いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(目黒武尚君) 御異議なしと認めます。よって、議長は木浦正幸君の議席を諸君のお手元に配付の議席表のとおり指定いたします。   ――――――――☆―――――――― △日程第3 補欠議員常任委員会委員の選任 ○議長(目黒武尚君) 日程第3、木浦正幸君の常任委員会委員の選任を行います。 お諮りいたします。 選任の手続は、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(目黒武尚君) 御異議なしと認めます。よって、議長は木浦正幸君を産業経済委員会委員に指名いたします。   ――――――――☆―――――――― △日程第4 補欠議員特別委員会委員の選任 ○議長(目黒武尚君) 日程第4、木浦正幸君の特別委員会委員の選任を行います。 お諮りいたします。 選任の手続は、議長の指名により決したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(目黒武尚君) 御異議なしと認めます。よって、議長は木浦正幸君を克雪・地すべり対策特別委員会委員に指名いたします。   ――――――――☆――――――――
    △日程第5 知事の所信表明 ○議長(目黒武尚君) 日程第5、知事の所信表明を行います。平山征夫君。   〔知事平山征夫君登壇〕 ◎知事(平山征夫君) 臨時県議会の開会に当たり、私の県政運営に臨む所信と施政の基本的な考え方の一端を申し述べ、議員各位並びに県民の皆様の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。 私は、去る10月に行われました知事選挙におきまして、県民の皆様の御信託を得て、このたび新潟県第7代の民選知事に就任いたしました。まことに身に余る光栄であり、心から感謝申し上げるとともに、21世紀に向けて、新潟県が大きく飛躍しなければならないこの重要な時期に、県政を担当する職責の重大さを改めて痛感しているところであります。 金子前知事の事件による突然の辞任は、県民に大きな衝撃と県政への不信を与えました。しかし、県政を担当された3年3カ月の間、環日本海時代の到来に対応した新潟県の拠点性の確立や、県民福祉の向上などに積極的に取り組んでこられたことについては、評価すべき点が多いと思います。 私は、前知事が進められたこうしたよい面を継承し、これを将来に向けて一層発展させていく所存であります。県民の一人一人がこの地に生まれ、暮らすことに、心から誇りと喜びを感じられるようなやさしさと活力に満ちた「ニューにいがた」の建設に全力を注いでまいりたいと考えております。 県政運営に対する私の基本的理念といたしましては、公正、かつ、クリーンな県民参加型の県政を目指してまいるということであります。現在国政レベルで、政治改革をめぐって大きな議論が起こっており、これらを通じた浄化を強く期待するものでありますが、何といっても、私自身がみずから厳しく政治倫理を守っていくことが大切であると考えています。 そして、県政は県民のためのものであります。そのためには偏りなく幅広い意見に耳を傾け、その中から県民の真の幸せのためにとるべき最も正しい方向を公正に見きわめ、勇気を持って実行してまいらなければなりません。それには、できる限り県内の各地域に足を運び、多くの県民の皆様と対話をし、さまざまな知恵をいただきながら、開かれた県政の実現に努めてまいります。 また、県民参加とは地域参加でもある、この認識のもとに、市町村との連携をより緊密にして、個性ある地域づくりが県内の隅々で花開くような県政を築きたいと考えております。 さて、時代は大きく転換しつつあります。国内では人々の価値観多様化が進み、世界的には新しい国際秩序の構築が始まっております。そして、世界の緊張緩和の中で、日本海が平和と交流の海に変わりつつあることは、本県にとって大変大きな意味を持っています。太平洋側中心経済発展の時代が変わろうとしているのです。 そして同時に、今は「地方の時代」であります。このような環境の変化に県政が適切に対応することが、これまでにも増して重要な課題になっております。既成の概念にとらわれない柔軟な感性と発想を持ち、みずからの創意を発揮して道を切り開いていかなければならないと考えます。また、国に対しても主張すべきことは主張し、本県にとってより望ましい施策の実現を求めていかなければならないと決意を新たにしているところであります。 広大で多彩な県土を有し、豊かな自然と伝統ある文化に恵まれた新潟県は、今未来に向けてその発展性の花を開こうとしております。私は、新潟県の持つこれらの財産を県民の英知とエネルギーとに結びつけることにより、活力あるふるさとづくりを目指してまいりたいと考えております。 これを具体的に実現するための中心的課題は、日本海関越ベルト地帯の振興を図ることだと思います。日本海側で唯一、高速交通体系によって関東圏と結ばれた地域であるという新潟県の有利性を最大限に生かし、日本海ベルト整備強化を通じて、関越ベルトとの結節点としての拠点性を一層高めていくことが、本県の今後の発展のキーポイントと考えております。そして、このことが、ひいては県民一人一人のゆとりのある豊かな生活に結びついていくものと確信しております。 また、この構想の実現のためには、他県に先駆ける独創性も大切ですが、今後は関係他県とともに歩む協調性も必要になりましょう。他県との連携によって、環日本海時代を地に足のついた一つのまとまりを持った動きに引き上げていくことが重要なことと考えております。 こうした理念のもとに、以下、県政における基本的な施策の方向について申し上げたいと存じます。 第1に、生涯学習、文化、スポーツ施策を充実し、21世紀を担う心豊かで創造性あふれる人づくりを進めます。 新しい新潟県づくりの主役は県民一人一人であります。活力あるあすの新潟県を築いていくためには、県民が生き生きと充実した生活を送るための環境を整えるとともに、未来を託すことのできるたくましい体と優しい心を持った青少年を育成していかなくてはなりません。 まず、学校教育については、一人一人の個性を伸ばし、子供たちが将来の夢を実現できるような生き生きとした学校づくりを進めるとともに、学力向上、特に大学進学率の向上のための諸条件の整備を図ってまいります。 また、地域と時代のニーズに応じた個性ある高等教育機関の充実を積極的に支援し、地域に開かれた高等教育の展開にも努めてまいります。 なお、私学教育の振興につきましては、今後とも助成内容の充実について力を注いでまいりたいと考えております。 さらに、県民のだれもが、いつでもどこでも学ぶことのできるような生涯学習の機会の拡充にも努めてまいります。 余暇時間の増加や価値観多様化を背景に、心身の健康をはぐくむ文化やスポーツに対するニーズはますます高まってきております。老若男女を問わず、県民のだれもが文化、スポーツに気軽に親しみ、また快適に楽しむことができるような施設の充実等環境づくりに努めてまいります。 第2に、お年寄りが健やかに、また、障害者が安心して暮らせる人に優しい福祉社会をつくってまいります。 人生80年という本格的な高齢化時代を迎え、福祉の充実は県民共通の願いであります。すべての県民が健やかに、そして、安心して家庭や地域の中で人々と触れ合い、生きがいを持って人生を送れるような福祉社会を実現していかなくてはなりません。 このため、社会福祉計画を着実にテンポを速めながら実施するとともに、計画の拡充についても、今後検討することとします。社会福祉施設の整備や在宅福祉サービスの拡充に加えて、生涯を通じた健康の保持、増進など、総合的な保健医療サービスの充実に向けて、地域保健医療計画を積極的に推進し、福祉、保健、医療が一体となった多様なサービスの提供を目指してまいります。 また、福祉社会を支えるマンパワーであるホームヘルパーや看護婦の育成確保に努めるとともに、福祉ボランティア活動の振興も図ってまいります。 真の福祉社会とは、高齢者障害者が同じ一員として、ごく普通にさまざまな活動に参加できる社会ではないかと思います。そうした社会をつくるために、積極的な施策を展開してまいります。 第3に、女性と男性が平等に社会参加できる条件を整え、男女共同参加型の社会を築いてまいります。 これからの新潟県において、女性の果たす役割はますます大きく、家庭や社会に男女がともに参画し、それぞれが自由に能力を発揮できる環境を醸成していくことが求められております。 女性が働きやすい環境づくりを進めるとともに、女性の一層の社会参加を促進するための施策にも、積極的に取り組んでまいります。また、男女がともに参加する社会を目指す活動と交流の拠点となる女性センター施設整備を急いで行います。 第4に、総合食糧基地としての本県の地位を一層確固たるものとするために、強い農業を目指して、あすに夢を持てる農業県づくりを進めてまいります。 まず、本県の基幹産業である農業については、全国的にも高い評価を受けている新潟米の生産を基軸とする、これまでの農政の基本方向を継承しながら、さらに、農業経営強化のための積極的な施策の展開に努めてまいります。 私は、現在難航しているガット農業交渉における米輸入自由化論については、断固反対の姿勢を貫いてまいります。また、次期転作対策に当たっても、良質米生産県の立場が十分確保されるよう、政府等に強く要請してまいります。 良質米生産体制の強化を図るため、各地域の特性や農家の実態を十分踏まえ、中核となる経営体の育成や、それらを核とした先進的な農業の確立に取り組む地域を積極的に支援してまいります。 また、農業所得の拡大のため、複合営農の推進、高付加価値型農業の展開、基幹施設の整備による生産性の向上、さらに、ハイテク技術等研究開発を推進することとします。そして、意欲ある農業人材育成確保のため、関連施策連携強化を図ってまいります。 林業については、森林の整備、保全を推進するとともに、水資源の涵養、災害防止、県民が憩う緑の創出等、森林の持つ公益的機能の充実に努めます。 また、水産業については、資源管理型漁業への転換を一層推進するとともに、後継者の育成や試験研究の充実に努めてまいります。 なお、以上のような農政の推進に当たっては、国の新農政プランについて、当県の農業、農村の実態に即した施策の具体化が行われるよう、政府等に要請してまいるとともに、農業関係者とも十分に話し合いを重ね、グリーンプラン見直し作業を急ぐこととします。 第5に、地場産業や観光の振興を図り、産業構造高度化を推進し、地域に活力を生む産業づくりに努めてまいります。 消費者ニーズ多様化や経済のソフト化サービス化情報化等経済社会環境が大きく変化する中で、地域経済自立化を目指して、当県の商工業は積極的な体質強化を図っていかなければなりません。 このため、まず工業については、技術革新の進展に応じ、技術力や企画、デザイン力の向上を図るため、試験研究機関の機能の充実に努めるほか、産学官の連携強化による研究開発、人材の育成、技術者交流などを効果的に実施していくためのテクノタンクづくりを前向きに検討してまいります。また、先端技術型、情報型企業を重点的に誘致し、地場産業技術向上に資するよう連携を図り、産業構造高度化に結びつけてまいります。 商業の振興については、地域の特性に応じたグレードの高い商業集積機能や魅力ある商店街の整備を支援するとともに、中小小売業体質改善が図られるよう施策を講じてまいります。 また、観光の振興については、観光収入の倍増のため、広域観光ルートの創出など積極的な観光振興策を推進するとともに、環日本海圏を初めとする海外からの観光客の受け入れにも努めてまいります。 なお、ゆとりある勤労者生活を実現していくため、労働時間の短縮を初めとした労働環境の改善や、勤労者福祉の増進に向けた施策を推進してまいります。 第6に、生活環境の充実を図り、県土の特性を生かして、環境に優しい個性あるまちづくりを進めてまいります。 近年、都市生活の充実のために、快適で潤いのある都市環境をつくり出すことが強く求められております。このため、都市内道路網や下水道などの都市基盤の整備や、業務、文化、情報を初めとするさまざまな都市機能の集積を計画的に進め、拠点性を高めていくほか、県営都市公園の整備や新潟県都市緑花センターを活用した都市緑化を積極的に推進してまいります。 一方、農山漁村や中山間地、過疎地域は、農林水産物の生産の場であるばかりではなく、県土保全や自然との触れ合いの場としても重要な地域であります。県土の均衡ある発展のためには、これらの地域と都市とが相互に補完し、共生していくことが不可欠です。 若者の定住を促進し、地域の活性化を図っていくために、地場産業の振興と生活環境施設の整備を一体的に推進するとともに、都市では得られない自然や文化を生かした個性的な地域づくりに努めてまいります。そして、こうしたまちづくりを、市町村創意工夫を尊重しながら支援していく施策を推進してまいります。 また、本県に住む私たちの生活は、雪とのかかわりを抜きには考えられません。親雪、利雪の視点を一層大切にするとともに、冬期間の交通確保対策雪崩防止対策を初め、克雪住宅本格的普及を進めることなどにより、雪国の暮らしの利便性を向上させてまいります。 今日、環境問題は地球的規模で考えなくてはならない大きな課題となっております。私たちとしても、公害の防止や自然環境保全等については、できることから取り組んでいかなくてはなりません。このため、さきに設立した新潟県環境保全事業団による産業廃棄物処理施設計画的整備を支援し、地域での環境保全に積極的に努めてまいります。 第7に、国際交流を一層活発に推進し、環日本海時代の到来に向けて、新潟県の拠点性を高めていくためのネットワークづくりに努めます。 急速に進展している国際化に対応するとともに、それを地域の活性化に結びつけていくためには、官民一体となって交流ネットワークを拡充していかなければなりません。また、環日本海交流の拠点にふさわしい中枢機能を整備し、当県が我が国における環日本海交流最前線基地として、大きな役割を果たしていく必要があります。 このため、日本海縦断道など高速交通ネットワークの一層の充実により、日本海沿岸地域と首都圏との交流の結節点としての本県の優位性を不動のものとするとともに、日本海側のゲートウエーにふさわしい空港、港湾の整備及び機能強化に努めるほか、国際交流活動拠点施設の設置を急ぐなど、交流ネットワークの形成のための基盤整備を進めてまいります。 また、民間との連携を図りながら、本県と友好関係にある日本海沿岸諸国やイリノイ州はもとより、東南アジア諸国にも交流の輪を広げていくなど、経済、文化、学術等、幅広い分野にわたる国際交流を進めていくとともに、海外航空路や航路の拡充にも努め、交流ネットワークのソフトの面についても充実を図ってまいります。 環日本海交流活発化を図るに当たっては、これまで以上に近隣県との連携、協調にも努め、環日本海シンクタンクの整備を通じて、情報発信や研究、交流の中心としての役割も果たしてまいります。 以上、今後重点的に推進すべき県政の施策に対する私の基本的な考え方を申し述べてまいりました。これらの施策を実現するには、多くの困難や試行錯誤もあろうかと思いますが、新しい世紀に向けて、県民一人一人の幸せを願い、県勢の発展のために全身全霊を傾けてまいる決意であります。何とぞ議員各位並びに県民の皆様には、御理解と御協力を賜りますよう、ここに重ねてお願い申し上げる次第であります。 どうもありがとうございました。(拍手)   ――――――――☆―――――――― ○議長(目黒武尚君) 本日の議事日程は終了いたしました。 次会は明11月17日午後1時から開くことといたします。 本日はこれにて散会いたします。 △午後1時28分散会...